設立趣旨
健康経営に関する普及・啓発活動は、首都圏の大企業を中心に加速度的に進んでおり、実践の場へと移行しつつあります。このような背景には、各省庁の施策が後押しとなっているだけでなく、健康経営がもたらす付加価値に多くの企業・団体が理解を深め、更なる期待を寄せていることがあげられます。
一方、国内企業数の99.7%を占める中小企業においては、2019年6月時点で35,196社が健康宣言を行っています。これは、約1%の企業が健康宣言ったことになり、2013年スタート時点からは大きなステップを踏んだことになりますが、更に多くの企業に健康宣言を行っていただくこと、継続的な取り組みを行っていただくことが期待されます。
中小企業健康経営推進協議会では、協会けんぽ加入事業所、総合健保加入事業所の中小企業に健康経営を知っていただくこと、健康宣言を行っていただくこと、更には取り組みを継続していただくことを目的に健康経営の普及・啓発活動に取組みます。
協議会では、セミナーや勉強会の開催を通して、健康経営に取組むための情報共有の場を設け、企業間での健康経営に関する協議、研鑚に貢献したいと考えています。本活動がより身近な健康経営の取組みとして受け入れられ、自発的な推進を促すこと、中小企業が取り組む健康管理や労務管理の課題に関するソリューションを導き出すきっかけづくりになればと願っております。
中小企業健康経営推進協議会では、健康経営が一つでも多くの企業・団体に認知され、健康経営の実践への1歩を踏み出すことにつながり、「元気な中小企業」そして、「経済発展」に微力ながら貢献していきたいと考えております。
2020年4月発足
中小企業庁
2016年度集計結果公表資料よりグラフ化