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2021年度 産業歯科支援者交流会オンラインセミナーのご案内

人々の健康への関心は、感染症予防の面から高まっています。海外では「マスク・マウス」の言葉が用いられ、人々の口への関心がマスクされないよう、口の健康の専門家の努力が続いています。日本でも「人々が口から健康を思い浮かべる」ことに成功してきました。この背景には、エビデンスの創出、口の健康を支える専門家の知識の充実、そして、歯科関連企業、医療従事者・教育者・メディアの後押しもありました。

 今回のセミナーでは、「口から健康を思い浮かべる」ことをすすめる新しい知識を提案します。新しい知識をイメージするため、受動喫煙防止の強化で話題になっている加熱式タバコの健康影響を、口を例にしてとりあげます。ニコチン刺激などによる口腔の細胞へのストレス、細菌変性・ディスバイオシスの影響、間違った炎症反応による強靭性・レジリエンス低下の面から歯周組織の破壊を説明します。参加者の皆様には、新しい知識を人々にかみ砕いて伝えていただき、人々の健康行動の変容を後押しする原動力になることを期待します。

 さらに、新しい知識を現場で無理なく活用していただくための対人サービスの手順を紹介します。これは、WHO世界保健機関が歯科での脱タバコ支援のために推奨している方法ですが、日本の健康保険制度に適合するように歯科での繋がり方を改善したものです。これらの知識と方法が現場でただちに役立つ場合もありますが、口の健康への人々の意識が徐々に高まってきたように、人々の健康意識と行動変容支援のために着実に役立てていただくことを期待しています。

お申込み 2021年215⽇ 申込〆切 先着40名まで

下記URLからお願いします。

 https://forms.office.com/r/MAG1q9dh1N

開催概要(※プログラムの変更がある場合があります。予めご了承ください)

⽇時: 2021年223(水・祝日)11時~12時半
演題: 健康をストレス、ディスバイオシス、レジリエンスから説明する
  -加熱式タバコと炎症応答を例にした歯科固有の対応-
講師: 埴岡 隆 先生
  福岡歯科大学  口腔保健学 教授
⽅法: Microsoft Teamsによるオンライン開催
  Youtube等動画閲覧がスムーズに可能なPC、タブレット等と  
  インターネット回線をご準備ください。
  申込をされた方に、参加の招待メールをお送りします。                
費⽤: 無料(ただし、講座受講にかかる通信費は参加者負担)
主催: 九州・福岡健康経営推進協議会
後援: 中⼩企業健康経営推進協議会